中古車を購入したら「スマートキーが1個しかない…」と気づいて、不安になっていませんか?
実はスマートキーが1個だけの中古車というは、珍しくありません。
でも、そのままにしていると、紛失や再発行のときに大きな出費になることもあります。

この記事では、中古で購入した車のスマートキーが1個しかない場合の注意点や、
追加作成にかかる費用・時間、リスク回避のコツまでを徹底解説します。

この記事を読めば、スマートキー1個のままでも安心して中古車に乗れるようになります。
後悔しないためのポイントを、わかりやすくお伝えしますね。

中古車でスマートキーが1個しかないのは大丈夫?

「中古車でスマートキーが1個しかないのは大丈夫なのか?」という疑問について解説します。

①なぜ中古車ではスマートキーが1個しかないのか

実は、中古車でスマートキーが1個しか付いていないのは、けっこうよくあることなんです。前のオーナーがもう1個のキーを紛失してしまったり、下取りのときに渡し忘れているケースが多いようです。

また、スマートキーは多くの方が想像しているより高価で、1個作るのに3〜6万円くらい掛かることもあります。販売店側も、コストを抑えるために「1個だけ」で販売することがあるんです。

たとえば、走行距離の少ない人気車でも、キーが1本しかないことで価格を下げて販売しているケースもあります。だから、「キーが1個しかない=危険」とは限りません。

ただし、万が一のトラブルに備えて「なぜ1個なのか」を販売店に確認するのは大切です。正直に「前オーナーが紛失した」と説明してくれる販売店は信頼できます。

筆者の経験でも、人気の軽自動車を中古で買ったときにキーが1個しかなく、「もう1個作りますか?」と聞かれたことがあります。ただ「追加費用が3万円」と言われて、迷いましたね。

このように、理由がはっきりしていれば問題ないですが、何も説明がないまま1個だけだと不安が残ります。購入時にしっかり確認しておきましょう。

②1個だけの中古車を買っても問題ないケース

結論から言うと、1個しかなくても「すぐにスペアキーを作る予定」があれば、そこまで心配する必要はありません。

たとえば、自宅の近くにディーラーや鍵屋があり、いつでも作成できる環境なら安心です。また、通勤や通学で常に自分しか使わない車なら、キーが1個でも実用上の問題は少ないです。

逆に、家族など複数人で車を共有する場合は注意が必要です。キーが1個しかないと「どこにあるかわからない」「貸し借りが面倒」などの小さなストレスが増えます。

もうひとつのケースは、販売店が信頼できる場合です。「もし紛失したら割引価格でスペアを作れる」などのアフターサービスがあるなら、ひとまず1個でも問題ないでしょう。

③1個しかないときの注意点

スマートキーが1個しかない場合、まず気をつけるべきは「紛失リスク」です。なくしてしまうと、スペアキーを作るどころか「全交換」になる場合もあります。

また、車種によってはキーの登録に「もう1本のキー」が必要なものもあるので、再発行できないケースもあるんです。その場合、コンピューターごと交換になることも。

さらに、盗難対策も重要です。キーを1個しか持っていない場合、車内やバッグの中などに常に入れっぱなしにしていると、スキミング被害や盗難のリスクが上がります。

また、スペアがないと、もしバッテリーが上がったり、キーの電池が切れたときにドアを開けられないこともあります。スマートキーの「物理キー(中に入っている金属の鍵)」は必ず確認しておきましょう。

少し面倒ですが、「キーが1個しかないからこそ、扱い方を慎重にする」ことが大切です。

④紛失した場合のリスク

スマートキーを1個しか持っていない状態で失くすと、何かと大変です。まず、車を動かすことすらできなくなります。

再発行には、ディーラーであれば数万円〜10万円近くかかることもあります。さらに、車種によっては数日〜1週間ほどかかる場合もあります。

特に輸入車は要注意で、部品の取り寄せや登録作業に時間がかかります。BMWやベンツなどは、キー1個作るのに7〜10万円、納期2〜3週間というケースもあります。

また、盗難防止のために「紛失したキーのデータを消去」する必要がある場合もあり、その費用も追加で掛かります。

⑤販売店に確認しておくべきこと

中古車を買う前に、販売店に必ず確認しておくべきポイントは次の5つです。

確認ポイント 理由
スマートキーの個数 「1個のみ」なら事前に納得して購入できる
スペアキーの再発行可否 販売店経由で作れるか確認する
費用 再発行にいくらかかるかを明確にしておく
納期 作成までにかかる時間を知っておく
アフターサービス 紛失時に対応してもらえるか確認

信頼できる販売店なら、購入前にこれらをしっかり説明してくれます。「確認してもはぐらかす」ようなお店は避けたほうがいいでしょう。

スマートキーを1個しか持っていないときのデメリット5つ

スマートキーを1個しか持っていないときのデメリット5つについて詳しく見ていきましょう。

①紛失時の再発行費用が高額になる

まず一番のデメリットは、やはり「費用」です。スマートキーを失くしたときの再発行費用は想像以上に高額です。

ディーラーでの再発行費用は、軽自動車でも3〜5万円ほど。トヨタやホンダなどの普通車になると5〜8万円、輸入車では10万円を超えるケースもあります。

なぜそんなに高いのかというと、スマートキーは「車のセキュリティシステム」と密接に関係しているからです。単なる鍵ではなく、車両本体のコンピューターと通信して認証しているんですね。

そのため、キーを再登録するための専用機器やプログラムが必要で、作業工賃も含めて高額になります。しかも、1個しかない状態からの再発行は、セキュリティ初期化が必要になることもあり、さらに費用が上がります。

つまり、「1個しかない=なくしたら地獄を見る」という構図。これは本当に注意です。

②売却時に査定額が下がる

意外と見落とされがちなのが「査定額」です。中古車を売るとき、スマートキーの本数は査定に影響します。

一般的に、スマートキーが2個あると「プラス査定」になりますが、1個しかないと「マイナス査定」になるケースが多いです。
査定額で言えば、だいたい5,000〜20,000円ほど下がることがあります。

ディーラーや買取業者からすると、「スペアキーがない=再販売の手間がかかる」と判断されるんです。再発行のコストや納期を見越して、査定を低めに出されることもあります。

特に高年式の車や人気車種ではこの影響が大きく、1万円以上の差がつくことも。
たとえば同じ車種・同じ年式でも、スマートキー2個付きの車のほうが、確実に高く売れます。

③家族や同居人が使いづらい

家族やパートナーと車を共有している人にとって、スマートキーが1個しかないのは地味にストレスです。

「今日は自分が使いたいのに、鍵が相手のカバンにある」「誰が持ってるかわからない」といったトラブルは、結構多いんですよね。

スマートキーは便利な反面、キーを物理的に受け渡すのが面倒です。たとえば、共働きの家庭で一方が車を使う日が多いと、もう片方が急に車を使いたいときに困ります。

また、家族で共有していると、誰かがキーをどこかに置きっぱなしにして見つからない…なんてこともあります。
「スペアがあればすぐに動かせるのに!」というシーンは意外と多いです。

④トラブル時にすぐ対応できない

スマートキーは電子機器なので、電池切れや通信エラーが起きることもあります。そんなとき、スペアキーがあればすぐに代用できますが、1個しかないとそれもできません。

たとえば出先でキーの電池が切れた場合、ドアを開ける方法は物理キーしかありません。でも、スマートキー内の金属キーを取り出したことがない人も多いですよね。

さらに、スマートキーが水没したり落下して壊れた場合は、車がまったく反応しなくなることも。
そんなとき、スペアキーがないとレッカー移動→再発行という面倒な流れになります。

ディーラーまで距離がある地域だと、対応にも時間がかかります。
「1個でも大丈夫」と思っている人ほど、トラブル時に困るんです。

⑤防犯面で不安が残る

スマートキーが1個しかない状態は、防犯的にもリスクがあります。
特に「前オーナーがもう1個を持っているかもしれない」ケースでは要注意です。

中古車販売店が前オーナーからキーを1個しか受け取っていない場合、もう1個のキーがどこかに残っている可能性があります。理論的には、そのキーで車を開けられることもあるんです。

もちろん、販売店がきちんとデータを初期化していれば問題はありませんが、個人売買や小規模店では初期化されていないケースもまれにあります。

また、スマートキーを1個しか持っていないと、盗難時に「登録抹消・データ削除」がスムーズにできません。再発行やデータ書き換えに時間がかかることもあります。

できれば購入後すぐにディーラーで「キーの再登録(前データの削除)」をしてもらうと安心です。
少し費用はかかりますが、安全には代えられません。

スマートキーは便利ですが、セキュリティ上の要でもあります。1個だけだと不安が残るのは事実ですね。

スマートキーを1個しか持たない場合のリスク回避法

スマートキーが1個しかないと、どうしても「なくしたら終わり」という不安がありますよね。
でも、ちょっとした工夫でそのリスクをかなり減らせます。

①スペアキーを早めに作っておく

一番確実なリスク回避法は、言うまでもなく「早めにスペアキーを作ること」です。
特に中古車を購入したタイミングで作るのがベストです。

なぜなら、購入後しばらく経つと、「そのうち作ろう」と思いながら結局作らないまま時間が経ってしまう人が多いからです。 そして、そういう人ほど後で後悔します。

スマートキーを1個も失っていない状態でスペアを作るのと、全紛失してから作るのとでは、費用も手間も大違いです。
前者なら3〜5万円で済むのに、後者だと10万円以上になることも珍しくありません。

しかも、キーを1本でも持っていれば再登録が簡単に済むため、ディーラーもすぐ対応してくれます。
一方、ゼロの状態だとコンピューターの再設定が必要で、1週間以上かかるケースもあります。

「お守り代わり」と思って、早めに作っておくのがオススメです。

②スマートキーを常に決まった場所で保管する

次に重要なのは、スマートキーの「置き場所ルール」を作ることです。
これは意外と多くの人がやっていません。

スマートキーを家の中であちこちに置くと、いざ出かけるときに「どこに置いたっけ?」となります。
焦って探すうちに落としたり、バッグの中で行方不明になったりするケースが本当に多いです。

おすすめは、「玄関のキー置き場」や「定位置トレー」を作ること。
また、金属の箱(電波遮断ボックス)を使えば、リレーアタック対策にもなります。

筆者の家では、玄関に電波遮断ケースを置き、そこにキーを入れるようにしています。
たったこれだけで、盗難防止にも紛失防止にもなるんですよ。

とにかく「置き場所を固定する」ことで、紛失リスクは劇的に減ります。

③キーファインダーやGPSタグを活用する

最近では、スマートキーに「追跡タグ」をつける人も増えています。
AirTag(アップル)やTile(タイル)などの小型GPSタグをキーに取り付けるだけで、紛失時にスマホから位置を特定できます。

特にAirTagはiPhoneと連動しており、落とした場所を地図で確認できるので、とても便利です。
たとえば「家の中のどこかにある」レベルでも、音を鳴らして探すことができます。

また、キーケース一体型のトラッカーも販売されています。
「見た目がダサくなるのが嫌」という人は、薄型タイプや革製のものを選ぶと自然ですよ。

④家族で共有する場合のルールを決める

家族で車を共有している場合、スマートキーが1個しかないと混乱しがちです。
「誰がどこに置いたか分からない」「出先で貸し借りができない」などのトラブルは日常茶飯事。

そのため、「使ったらここに戻す」「誰が持っているかメモしておく」など、ルールを決めることが大切です。

たとえばLINEグループなどで「今日は自分が車を使う」「キーを玄関に戻しました」と共有するだけでも、かなりスムーズになります。

また、家族の中で一番慎重な人にキーを管理してもらうのも効果的です。
「管理者」を決めておくだけでも、紛失のリスクは減ります。

筆者の家庭では、夫婦で車を共有していますが、キーの管理は妻に任せています(笑)。
小さなことですが、こうした「家庭内ルール」が安心につながりますよ。

中古車のスマートキーが1個しかない場合のまとめ

ここまで紹介したように、スマートキーが1個しかない中古車でも、
正しい知識とちょっとした工夫で、安心して乗り続けることができます。

要点をまとめると、次の通りです。

  • できるだけ早くスペアキーを作成しておく
  • キーの保管場所を固定して紛失を防ぐ
  • GPSタグやストラップで「見える化」する
  • 共有車ならルールを決めてトラブル防止

これらを意識するだけで、「キーが1個しかない不安」はほぼ解消できます。

中古車を安心して乗るためには、鍵の管理も大切な“メンテナンス”のひとつです。
ぜひ、今日から意識してみてください。